『穴子』という落語。

 落語にアナゴという噺がある。
 与太郎が『細くて、長くて、ニュルニュルするもな~んだ』と謎かけすると、相手が「蛇と言えば鰻、鰻と言えば蛇と両天秤をかけたな」と怒る。
 与太郎は『蛇と鰻、両方言ってもいいよ』と言うと、相手は「蛇か鰻だ」と答える。すると与太郎が『アナゴだよ~』と言って謎かけに勝つ。
 
 これが韓国PKO部隊への『銃弾1万発の供与』問題によく似ている。
 PKO活動の韓国軍に対し銃弾供与を断れば国際的非難になる。供与しても韓国の報道では銃弾に不足はなかったと足元をすくわれた。
 そして、この報道についても内閣の対応がボロボロで情けない。せめて『国連からの要請で供与したものであり、韓国が国連に嘘をついていたとは考えられない』くらいは言ってほしかった。
 
 しかし、それ以上の対応は不要である。なぜならば、この噺の様に与太郎がどの国であるかは明白である。日本はヒステリックにならずに大人の対応をすればよい。