軽すぎる交通事故の罰。

 私は、飲酒運転などの無謀運転に対する罰が軽すぎるのに危惧を抱いている。また、その原因には裁判官の考え方にも原因があると思っている。
 
 自動車などは運転免許が無ければ運転できないのが原則である。すべての免許制度というものは、その業務に従事するにふさわしい技量を備えているという証である。
 すなわち、業務に従事する証であるから、それにふさわしい従事者としての順法精神とプライドを持たなければならないし、持つべきである。
 
 無謀運転はそれらを無視した行為なのだから、罰則はより厳しくしなければならない。すなわち、交通事故は運転業務に従事している時の出来事であり、罪の重い『業務上』の事故なのである。
 ところが、運転免許を有する人間が増え、免許所持者だけでなく、裁判官の中にも自動車の運転を『業務』と考える人が少なくなった気がする。
 
 そういう思考の蔓延が免許制度を軽んずる原因に思えてしかたがない。私は『そうじゃあないんだよ。免許というものは、その業務に従事する重い責任が付随する資格なんだよ』と声を大にして叫びたい。
(年末年始は飲酒運転の増える嫌な季節だな~)