飲み物を取ってくる犬。ドアを開ける猫。

 テレビは時に面白い画像を見せてくれる。介助犬は冷蔵庫からペットボトルをくわえて持ってくるし、猫は外に出ようとドアノブに跳びついてドアを開ける。
 しかし、介助犬は飲み物を受け取った後にドア閉めを命令しないと冷蔵庫を閉めないし、ドアを開けた猫はドアなど閉める気さへない。
 すなわち、脳にそれを考えるだけの知性が無いのだ。
 
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 最近、昼間にトイレの電気を消し忘れる事がある。上の写真がそのスイッチなのだが、私はボケではなくこれに原因があると自己弁護している。上のスイッチには切断時には緑のパイロットが点き、通電時には赤のパイロットが点く。しかし、それが小さく光量も少なくて昼間はとても見にくい。
 人間のお約束で、歳をとれば老眼になり、水晶体が濁れば白内障になるし、網膜が傷めば緑内障にもなる。若い時にはスマートで見場が良いと感じたスイッチが、歳を重ねると見づらく使い難くなるとは思いもしなかった。
 
 下の写真は階段のスイッチで、これにも切断時はスイッチに橙のパイロットが点く。しかし、何よりもありがたいのはシーソー式のスイッチなので、指先がスイッチの動作を感じ取れる。
 
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 トイレの照明を消し忘れる事から、スイッチは昔風のノブ?というのかな?ツマミというのかな?名前は判らないが、スイッチの位置というか、指先が切り替えた動作を感じ、見た目でも変化の判る昔のスイッチの方が良かったと考える様になった。
 もし、昔の様なスイッチに取り替えたとしても消し忘れが減らないとしたら、それは私の痴呆の始まりと考えた方が良さそうである。