先週のフジテレビ『新報道2001』は面白かった。

 7月14日には各政党が集まり、特に日本維新の会共同代表の橋下が、慰安婦問題などの解明をすべきと自論を述べると、自民党幹事長の石破が『我々は裁判を行っているのではなく、政治を行っている!!』と橋下発言をとがめた。
 
 日本がどんなに証拠を出そうとも、慰安婦問題を人権問題としてとらえている国際社会には何の意味も持たないし、日本が出せる証拠は70年も前の証拠なのだ。
 70年前の常識で現在の常識を打ち砕く事はできない。石破はその事をよく判っているのだ。政治家としてのキャリアの違いとセンセーショナルに騒がない性格の違いなのだと思う。
 
 そして、一部の人間を喜ばせるために大多数の国民に世界的な非難の目が向けられるのを政治家が行ってはならない事を知っているのだ。
 私は自民党の総裁選では石破の勝利を望んだが、もし仮に石破が首相となっていたとしたら、安倍首相よりましかもしれないけど、野党にとってはかなり面倒な論客となっていただろう。