あまりに稚拙なプロパガンダ(もどき)

 「原爆投下、神の懲罰」と韓国・中央日報 「日本軍国主義へのアジア人の復讐」 産経新聞5月23日(木)7時55分配信
 
 何はともあれ、人間の行った行為を神の行いとするのは稚拙な理論展開である。
 これを執筆した同紙のキム・ジン論説委員(53才)はこの記事がどの様に展開するかに責任を持てるのだろうか。それとも、自分の記事の持つ悪い側面を考える思考が欠如しているのだろうか。
 
 大阪市生野区無差別通り魔 逮捕の韓国籍男「日本人を殺す」 フジテレビ系(FNN)5月22日(水)17時54分配信
 
 これも恐ろしいニュースだ。人間というものは長時間の緊張状態には耐えられない。現在の日韓関係は互いに相手の悪口を言って国民の不満をそらそうとしている様に見える。そうすると、日本でも韓国でも冷静に考えられない人間が突発的に異常行動をおこしてしまう。
 
 さて、キム・ジン論説委員が人為的行為を神の行いと書いた論旨は非常に危険なものを内包している。すなわち、自分の行為を神の行いとして正当化しようとする人間が出ないとは限らないのだ。
 北朝鮮風や中国風の言い方だと『すべての責任はキム・ジン論説委員にある』という風になると思う。
 しかし、神の行いと言ったところで人為的行為は法律により裁かれ、犯罪が許されるわけはない。2度目のしかしになるが、多くの人に支持されている者の稚拙なプロパガンダであっても、両国の関係が悪化していると、非道が英雄行為になってしまう事がある。
 
 私にはキム・ジン論説委員が「原爆投下、神の懲罰」と書いた論理展開がどうしても理解できない。無理にこじつければ、キム・ジン論説委員はジャーナリストの姿をしていても、中身はただの狂信者なのかもしれない。
 とにかく、日韓両国は稚拙なプロパガンダまがいの事を言い合うのは止めよう。そうでないと、末端組織はどんどん先鋭化し、取り返しのつかない事になってしまうかもしれない。
 キム・ジン論説委員の記事は日韓関係が危険な方向に向かっている事を示すものだ。(安倍君しっかり舵とりしろよ・ヤバイ兆候だぜ)