良い猟犬の素質とは。

 動物小説家の戸川幸夫だったと思うけど『よい猟犬となる資質は、人間と仲間のやる事をよく観察する犬。次は失敗を繰り返しながらも慣れる犬。駄目な犬は逃げてしまう犬と、失敗するとチャレンジをやめてしまう犬。』だそうだ。
 
 だけど、考えてみりゃぁ人間だって同じだな~。1月18日のブログ『なぜ思い出せない記憶があるのか』の中で「私は同じ失敗を繰り返したくない」と書いたけど、それは書いただけで本当は何回も失敗を繰り返した。
 ただ、貧乏な実家から口減らしで外に出て働いたのだから、失敗につぶれて家に帰るわけにはいかなかった。馬鹿だって馬鹿にされれば恥ずかしいし腹も立つし、それを顔に出せばまたからかわれるし、無視すればもっとひどくからかわれる。
 結局、恥をかきたくなければ失敗を繰り返さない様にするしかなかった。
 
 それは、仕事の質問についても同様である。判らない事は質問すれば大体は教えてもらえる。だけど、同じ事を2度聞けばあきれられる。3度聞けば馬鹿にされる。結局、恥をかきたくなければ覚えるしかない。
 実社会は1秒1秒が試験で、失敗は長い間忘れられる事はなく、汚名返上は1つの失敗に100の成功を積むしかない。よ~く考えてみると、私はめげずにチャレンジする猟犬によ~く似ている。
 
 ア~ッ。よ~く考えてみて判った。ヒョットしたら私はめげない性格ではなくて、失敗した事も忘れてしまう性格?というより、それくらいの頭だったのかもしれない。
(今はそんな事はありませ~ん・忘れるのは歳なので仕方ないので~す)