小豆を炊く?煮る?

 前回のブログ『どんな枕が良いのか』で母方の祖母の枕の話を書いたら、小豆が食べたくなってしまい、今日は小豆を炊いた。
 
 横道にそれるけど『炊く』と『煮る』はどう違うのだろう。炊くという言葉は煮るに比べると使われる頻度は少ない。ほとんど米を炊くに限定されている気がする。ある人によれば『炊く』は煮汁が残らない煮方を言うそうだが、料理人などはそれを『煮切る』と言う。小豆を煮ても我が家ではほとんどお汁粉にはしない。大体が『煮切って』餡として食べるので、小豆も『炊く』といっている。
 
 女房にまかせると赤飯用に途中で小豆を取り分けてしまうので、今回は自分で炊いた。ここでも女房との違いが出る。女房は大きな鍋で炊くが、私は炊き上がった時に鍋一杯になる様に小さな鍋で炊く。私は小さい鍋ならば冷蔵庫にもしまいやすいと思うのだが、女房はかきまぜにくいと言う。
 それだけでなく、小さな鍋でかき回すと小豆が潰れて粉が多くなる。女房は小豆の形の残っているのが好きで、私は潰れてしまった小倉餡が好きと好みも違う。
 
 ところがところが、食べる段になると女房はいろんな物に餡をつけて食べるが、私は甘い物を多く食べると胃が痛くなってしまう。また、豆類は食物繊維が多いので、お通じがよくなるとの理由から、結局は女房の方が多く食べる。
 今回は食べ比べで負けない様に砂糖を控えたら、隙を突かれて女房が味見をし、砂糖を足してしまった。今日も負けだな。