疲れる元旦だった。

 毎年、息子夫婦は元旦にこちらに来て、2日には嫁さんの実家に行く。いつもなら女房がいるので、料理などは女房が作る。ところが、今年は女房が実家に帰らなければならない用事ができて年末からそっちに行ってしまった。
 私にさほどの料理が作れるわけもなく、孫に火傷などの危険が無く、作りやすく歓談しやすい料理としてスキヤキを作った。30~31日で色々材料を買い揃えてスキヤキを作り、餅も搗いた。
 
 まあ、嫁さんの前で息子に恥はかかせなかったから良しとしても、気づかれもしてかなり疲れてしまった。なによりかにより女房よりも手順が悪くて手間取り、余計に疲れてしまった気がする。家事も慣れだけではなく、手順よくやるには頭のよさも必要だと感じた元旦であった。
 もし私が女だったら、私は女房より良い人妻になれる自信がもてない。料理は覚えるだろうが、手順の良し悪しは頭の差だと感じてしまった1日だった。