民主党政治は面白い。

 野田首相が政治課題を取引材料に16日に解散した。まあ、前代未聞の解散である。『いずれ解散』発言から寄しくも100日目だったらしい。菅首相も『辞めさせたかったら3法を成立させろ』で野党に迫り、成立後に辞任した。
 
 これらの取引戦術を見ても日本の従来の政治の枠では国民の変化に対応できない時期が来ているのだ。すなわち、政党は支持者の気持ちを汲み取る事ができていないという事である。しかし、政治家は自分のルールで国民を見ている。あたかも、それは顕微鏡で微生物の動きを見て『理解できない』と言っているのに等しい。
 だが、私達から見れば政治家こそが『理解できていない』と感じている。特に、政治家の離党ブームは理解できない。
 
 よく遊びに来てくださるダーリン様は10月5日のブログ『忙しいno2 & 日本維新の会』の後半で以下の様に書いている。
 日本維新の会
 私は橋下市長を支持するが、日本維新の会には絶対投票しない。 まだ、国会に出るのは早い?裏切り者国会議員なんか維新の会に入会させないで欲しい! 参加している殆どの議員は比例区での当選? 誰のお陰で議員に成れたのかな?(所属政党のお陰) 橋下市長もちょっと急ぎ過ぎではないかな? 先ずは大阪に集中してもらいたいね! 全員、無所属で立候補し、当選してから入党してもらいたい。
 
 これは私も感じている。特に大阪在住のダーリン様には肌感覚で判る不愉快な現象なのだろう。昔から選挙では『勝ち馬に乗る』という言葉がある。離党組みを含め小政党が橋下大阪市長が国政参加を表明して以来、身を摺り寄せてくる。
 
 国会議員はスポーツ選手か?そう疑いたくなるほどに政党を移動する。サッカー選手や野球選手だって国会議員ほど無節操じゃあない。第一、スポーツ選手は優れた能力が無ければ受け入れてもらえない。
 それに引きかえ、国会議員は何の実績も実力も無いのに『私の理念と違う』などと言って支持者の意見も聞かずに離党する。
 それをよくもまあ、受け入れる側も受け入れる側だ。『せめて入党試験くらいやれよな~』と思ってしまう。さもなければ入党論文を書かせて『少なくとも党員には公開しろ』と思ってしまう。