さあ、冬支度。冬支度。

 我が家の防寒対策はコタツがメインで、ガスストーブがサブです。
 
 ところが、日本の暖房の主流は生活の洋風化に伴い、ストーブが中心になり床暖房の家庭も多くなりました。結果的にコタツが売れなくなると同時に、その品質は低下しました。
 35年ほど前に買った松下製のコタツは、当時の月給とほぼ同じ値段の高級コタツでした。外観が美しいわけではなく、電子的温度調節機能で暖かさが細かく調節できたのです。
 
 そのコタツが壊れたので同じ様な機能の製品を探したのですが、大メーカーはコタツ製造から撤退していて、中小メーカー製のサーモスタットで温度調節をするタイプのコタツしか売っていませんでした。
 安価なのは良いのですが、コタツの使い心地が悪いのです。サーモスタットでの温度調節は電気を通電して加熱し、切断して温度が低下するとまた通電して加熱します。
 すなわち、コタツの中が熱くなったりぬるくなったりするのが前の高機能コタツより劣るのです。
 
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 コタツの温度を一定に細かく調整するにはどうすればよいか考えました。私に100V用の電源コントローラーが作れればよいのですが、自信がありません。そこでいろいろ考えた末、照明の明るさを変える調光ユニットを使う事にしました。
 そして、写真の様に調光ユニットを100円ショップのプラケースに入れました。使用した調光ユニットは、コタツの消費電力が500Wなので安全を考えて1500W用の調光ユニットにしました。
 
 35年前のコタツは発熱量をサーミスタで検出して、電圧変化に対する温度コントロールもしていましたが、調光ユニットにはそんな機能はありません。それでも、これでコタツのヒーターをぬるく通電させる事ができ、サーモスタットで感じた『熱い・ぬるい』の不快な温度変化は無くなりました。(メデタシ・めでたし)