右傾化する日本。

 アメリカの有力紙「ワシントンポスト」は尖閣諸島をめぐる中国との領有権争いなどを受け、「日本が右傾化している」と題する記事を一面に掲載しました。
この中で、ワシントンポストは「日本は徐々にだが右傾化への重要な変化の途上にある」としたうえで、「こうした変化が日本の外交安全保障政策に厳密にあてはまる」と指摘しました。その上で、日本国内の安全保障問題への関心の高まり、自衛隊の役割強化や憲法改正へ向けた動きなどを詳しく紹介する一方、「こうした変化は日本が中道路線へ向け動き始めただけのこと」とする日本の専門家の意見もあわせて掲載しています。
 アメリカの有力紙が日本の内政関連の記事を一面で掲載するのは珍しいことで、日本の世論の変化に対するアメリカの関心の高さを表わしたものといえます。
(JNN 9月22日(土)12時27分配信)
 
 さて、今日、自民党総裁選で安倍総裁が誕生した。ワシントンポストの心配はますますエスカレートするだろう。(一部では日本の好戦気分もエスカレートしているとの観測もある)
 
 特に、安倍は尖閣に公務員を常駐させようとしている。尖閣国有化後の過激行動も沈静化しつつあり、細いパイプではあるが日中の政府間交渉も動き出している。安倍総裁の誕生に中国はどに様な思惑を抱くのだろうか。
 当然の事ながら、次期衆議院選挙では民主党が政権の座から滑り落ち『自民・公明+どれか』の連立政権になるだろうと踏んでいるはずである。
 
 日本が尖閣諸島に何らかの動きをすれば、中国はすかさず行動をエスカレートさせるだろう。
 私は右傾傾向を心配する。血は流したくないのだ。尖閣に安倍が住むのなら仕方がないが、権力者は危険な所には行かない。だから、戦場に行かない奴は大声で勇敢な事を言えるのだ。
 
 ベトナム戦争当時には黒人系やヒスパニック系などがベトナムに行った。そして『貧乏人がベトナムに行く』と言われたものだ。国を守るという名目で貧乏人の命を無駄使いするのはやめてほしい。
 日本の右傾化は戦前日本へのいつか来た道になりそうで嫌な気分だし、安倍はそんな香のする人物だ。
 
 今、民主党がすべき事は『尖閣諸島を国立公園特別地域』にし、日本国民でさへ尖閣諸島にいらぬ手出しをできなくする事だ。