国の愚かな判断。

 やはりな~。やはり私が心配したとおり、国は愚かな結論を下した。放射性物質の最終処分場を栃木県矢板市にある国有林に造るそうだ。
 
 地図を見れば判るとおり、栃木県は内陸の海無し県で、水戸市に河口のある那珂川の上流に位置する。勿論、那珂川は周辺都市の水道水源や農業水源である。
 もし、最終処分場から放射性物質が漏れ出た時には、被害は上流から河口まで広範囲に及ぶ。また、地下水に漏れ出たとしたら汚染された地下水脈がどう流れるのか追跡は困難を極める。
 
 私は、2011年5月2日のブログに『汚泥から放射能。処理は東京湾が良い。』を書いた。今も、河川上流部にあたる内陸部に最終処分場を造るのに反対である。
 最大の愚策である「尖閣列島を最終処分場にする」だって『矢板市に最終処分場を造る』よりは良策である。