学校もイジメの間接的加害者だ。

 大津市でイジメを苦にして自殺した生徒の学校では、生徒にアンケートを書かせながら『自殺の練習をさせられていた』という十を越える回答を無視し、まともな調査もしなかった。この学校(先生)の対応はイジメに間接的に加担した事になります。さらに、事が公になっても自責の念さへ無いのは由々しき問題です。
 生徒達もこう感じているはずです。『僕がイジメられても学校(先生)は助けてくれない』と。これこそ生徒と学校の信頼関係を壊す学校崩壊でなくて何であろうか。学級崩壊を嘆く先生方は自分自身が学校崩壊を起こしている事に気づくべきです。そうでなければ学校からイジメをなくす事などできはしないし、自殺の練習を異常とも感じないのは学校(先生)の常識のズレを感じます。
 
 私はブログの『怖い話』に、2011年11月30日『ヒエラルキーによるイヂメの下方連鎖』を書き、そこにイジメに関する私の考え方も書きました。
 もう1度書きますが『イジメの根源は群れて生きる動物の簡易な序列確認の本能的行動が人間にも残っていて根絶はできない』と思います。
 ならば、イジメを無くす方法はその都度厳正なる処分をする事です。いつもの事ながら学校と教育委員会のウヤムヤな対応は、教育者としての職務怠慢と断ぜざるを得ません。
 とにかく事態がここまで明らかになったのですから、調査を再開してすべてを明らかにしなければなりません。そして真摯に反省し謝罪し、イジメには厳正に対処する事を生徒に誓うべきです。
 そう。もうチョットやソットでは生徒達の不信感を払拭する事などできないのです。