自衛隊は殺しが本来業務。

 6月12日の時事通信から『レンジャー訓練生、市街地行進=都内で42年ぶり―陸自』が配信された。記事の内容は以下の通り。
 陸上自衛隊の精鋭隊員「レンジャー」を目指す訓練生約20人が12日、東京都板橋区練馬区を徒歩で行進した。武装して都内の市街地を行進するのは42年ぶり。
 訓練生は迷彩服姿で小銃を携行し、駅ターミナルや商店街、住宅街の付近を歩いた。沿道にはプラカードを掲げた反対派のほか、国旗を振って声援を送る人の姿も見られた。
 
 東日本大震災の災害出動では多くの人を助け、多くの遺体を収容しました。その姿を好意的に眺める人が多かった様ですが、私はその事について2011年4月2日のブログ『昔の生活は不自由だった?それでも人は生きてきた!』の中で(大量の死体を扱い、死体に慣れさせる軍事訓練の側面もあるのではないかと邪推しています)と書きました。
 その自衛隊が小銃で武装し町中を行進したのです。自衛隊災害派遣に賛辞を贈った人はこれをどう見るのでしょうか。やはり賛辞を贈るのでしょうか。『自衛隊災害派遣は賛成だが、戦争行為は反対だ』とでも言うのでしょうか。
 理性ある人が、ものの本質を見誤ってはなりません。軍隊は人殺しが本来業務です。アルバイトの様な災害派遣で、軍隊の本質である人殺しに目をつむってはいけません。まして自分が助けられたのでもないのに、感謝の言葉を贈るのは錯誤の域を通り越しています。