何気なく見てたけど、ド根性カリンだった。

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 いつもの散歩道に1本のカリンの木があります。秋にはリンゴよりも大きな実をつけます。春には花も見ているはずですが記憶が薄く覚えていません。そして今年、初めて花の写真を撮りました。
 さらにビックリしたのは、写真をブログ用に縮小した時にカリンの木が金網を幹に取り込んでいるのに気づいのです。あまりにも信じられない写真だったので再確認のためにカリンの木に会いに行きました。すると他の部分でも金網が幹の中に入っているのを発見したのです。
 ウーム。花の記憶も薄いし、実もそのままでは食べられないので『あそこにはカリンの木があったな~。』程度の印象でしたが、金網を幹に巻き込んでいたと判ったとたんに印象が『けなげに頑張っているな~。俺も頑張らなくっちゃ。』に変わりました。
 
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(上の写真を拡大しました・樹皮が針金を覆って枝の様に見えます)
 
 実は最近めげていたのです。私が集めた趣味の品も子供にとってはただのガラクタに過ぎないでしょう。私が死ねば捨てられると思いますので、趣味の品々には『我と共に来たりて我と共に滅ぶべし』(手塚治虫の漫画『三つ目が通る』の主人公シャラクのセリフ)と呪文をかけていました。しかし捨てられるにはおしい品はそれを愛してくれそうな人に譲りたいと思い、ストリートマジック(バイク)をオークションに出しました。
 めでたく落札されましたが、好きな品であっただけに気が抜けて『いつ死んでもいいや』という鬱々たる気分になり、生きる気力が半分ほど抜けてしまいました。そんな私でしたが、カリンの木が不条理に耐えて生きているのを見て恥じ入ったしだいです。
(あのカリン俺よりかわいそう!!)