コタツで更に省エネを考える。

 我が家では電気コタツを冬の主暖房として使っています。ところが最近はコタツの需要が少ないので大メーカーは手を引いてしまいました。現在コタツを生産しているのは中小メーカーです。そのためなのか、価格を抑えるために温度制御を非常に古い技術であるサーモスタットで行っています。
 サーモスタットは金属の熱膨張の差を利用してスイッチをON・OFFするので、コタツ内温度は一定せず熱くなったりぬるくなったりします。また電気コタツの大半は天板側に熱源があるので、床からの冷気を遮断するためにコタツのヒーターはかなり高温になってしまいます。
 
 とにかくサーモスタット式は電気が入れば熱いし、電気が切れれば徐々に冷えて床からの冷たさを感じるので、下からの冷えを防ぐために数年前からコタツの下敷きの上に電気敷毛布を入れています。そのおかげで床からの冷えを遮断でき、コタツの温度設定を最低にして使っても熱かったのでコタツのヒーターを分解してサーモスタットの温度調整に手を加えました。
 そのためコタツサーモスタットの通電時間は3~4分に10~20秒程度になりました。コタツのヒーターは500Wですが、通電時間が短くなったのでかなりの省電力になったと思います。電気敷毛布の消費電力は30Wですからコタツとのトータルでも電気の消費は少なくなったはずです。
 
 補助暖房としてはガスFFストーブを使っていますが、どちらかといえば人間よりもシンビジウムのための暖房で、室温が12度を切ると16度くらいになるまで使います。とにかく2年前には『シンビジウムは蘭の中では低温に強い』との言葉を信じてあまりガスストーブを使わなかったら花のつぼみが落ちてしまいました。
 それも仕方なかったと思います。今年の大寒波では起きた時の室温が7度という時がありましたので、多分つぼみの落ちた年にも明け方は10度を下回っていたと思います。今年は夜中に目覚めると温度計を見てガスストーブをオヤスミモードにして焚いています。
 
 今はピンクが2本とミドリが6本咲きました。花の数が1番多い花軸には22の花がつきました。(重そうです)