愛をはぐくんで結婚するか、結婚してから愛をはぐくむか。

 恋愛結婚は愛をはぐくんで結婚し、見合い結婚は結婚してから愛をはぐくむ?。一応そういう方向で書いていきます。
 
 私は見合い結婚だったので、ハッキリ言って新婚早々にどこまで信頼し合へ、どれだけ結婚生活を続けられるか自信がありませんでした。それは女房も同様であったと思います。
 まあ幸いな事に、女房は信頼できる女性だったし、私も自信は無いけど信頼してもらえているらしいと感じます。なにより良かったのが、下級無線屋の給料は少ないにもかかわらず、その範囲内でやりくりしてくれた事です。
 
 私は安心して女房に給料を渡し、月々の小遣いを女房から貰いました。お金を持てば無駄使いしてしまう金銭管理能力ゼロの私には、金銭管理から開放されただけでも嬉しい事でした。チョンガーの時には分割払いに苦労していた私が、結婚したらキャッシュで買い物が出来る様になったのも女房のおかげです。
 もし女房と結婚していなかったら、きっと私は多重債務者になっていたと思います。現に、私の同僚に多重債務を退職金で払うために辞めていった人もいました。
 
 女房と私は見合いでしたが、偶然にもお互いに欠ける所を補い合えた結婚だったと感じています。運が良かったんですね。それとも恋愛経験が無かったから『あの女の方が良かった』などの邪心が出なかったのかもしれません。