葬式代はいくら残すべきか。

 次男が独身だった頃に『俺達が死んでも葬式はしないで荼毘にふすだけでだけでいい。墓はいらないから骨は海にでも散骨してくれ。』と言った事がある。
 すると次男は「アァ。それが望みなら聞いてもいいけど、それはその時の俺の社会的ステータスによるな。20年後、30年後もこのままならそうなるし、起業して社長になっていたらそれはできない。俺のその時の立場によるさ。」と答えた。
 プププッ。まさにその通りと内心笑ってしまった。じゃあ残すのは、焼き場の焼き賃くらいにしておこう。(残ればの話だが)
 
 落語のケチ親父の噺を思い出してしまった。長男、次男は店を築きあげた初代の葬式は近所に恥ずかしくない様に盛大にやると言い。三男は節約に節約を重ねた親父を知っているから、俺が棺桶を担いで行くけど片棒を担ぐ人をどうしようか考えていると言う。
 すると、その案を気に入ったケチ親父が一言『心配するな。俺が担ぐ。』
オソマツさまでした・お後がよろしい様で)