『がぶり寄り』って、なあに?。

 土曜だったか日曜のNHKニュースに琴奨菊大関昇進の話があった。その時、女性アナウンサーが男性アナウンサーに『がぶり寄り』の事を聞いた。
 『がぶり寄り』は相撲の決め手ではないので知らなかったのだろう。男性アナウンサーが腰をくねらせて教えたところ、女性アナウンサーは苦笑した。
 聞いといて苦笑はないだろうけど、その姿は何かの48手に似ている。女性アナウンサーは苦笑するほどに理解したと思いたい。ところで、なんで『がぶり寄り』て言うんだろう。私にも判らない?。
 
 言葉はともかく、アンコ型の力士にとって『がぶり寄り』は有効な技で、相手の上体を太鼓腹で持ち上げる様にすると相手は体が起きてしまう。連続してそれをやられると切り返しの技が出せずに押し出されてしまうという。
 相撲でなくても、人間は知らぬ間にお腹で物を持っている。女性は赤ちゃんを少し反り身になってお腹に乗せるし、男だって引越し荷物などの重量物はお腹に乗せて腰で重みを受ける。
 私など、座椅子を使うと、手は自然とお腹の上に行く。楽ちんなのは事実だし、恥ずかしながら、地盤沈下の体型ではついそうなってしまう。
(アチチ・お茶をお腹にこぼしてしまった)