『大衆』『民衆』『群集』という言葉に感じる差別感。

 大衆以外の言葉でも、大勢の人々を表す言葉には十把一絡げの印象があるのをまぬがれません。もともと、個性ある個々の人々を一緒くたによぶ事自体が、個人を無視した不遜な行為なのではないでしょう。ゆえに、それらの言葉にはある種の差別が含まれている気がします。
 自分がズバ抜けた人間でもなく、いまだに自信の無い私はホームページやブログの表現に極力それらの言葉を使わない様にし、文章もなるべく語りかけの表現でみなさん(皆様)とか、方々(人々)と書く様にしています。
 個人的な印象で申し訳ありませんが、大衆やその他の言葉よりは、みなさん(皆様)とか、方々(人々)という表現には差別感の少なさを感じます。また、語りかける文章の方が表現が柔らかいという利点もある気がします。
 いい歳にはなったけど、発展途上人の私には『大衆』『民衆』『群集』などの表現を使う自信がありません。でも、そんな言葉を使うくらいなら発展途上人のままでよいと思っている私です。