物不足で思い出した。

　いつもは便利なコンビニやスーパーの棚からパンや米などの食料が消え、電力不足には計画停電が実行される。我が家でも、電力不足に協力しようと照明は１灯に減らし、テレビの点けっぱなしをやめた。食料不足には無理に買いあさらず、少しづつ冷凍食品を食べた。
　特に１９～２１日は、なかなか買い物に行けない共稼ぎの人達の邪魔をしては悪いと考えて、私達は買い物に出なかった。それらの簡単な事でも、便利さに慣れてしまった体には実に不便だ。つい電気を点けたりテレビを点けたりしてしまう。冷凍食品もつい電子レンジで解凍してしまう。冷凍食品なんて冷凍庫から出して数時間すれば包丁で切れる様になるのにね～。
　そして、女房と不便さに愚痴をこぼしたが、テレビを買ったのは結婚してから３年目だったし、冷蔵庫も小さかった。冷凍庫は定期的な霜取りの時に温度が上がってアイスクリームが長期保存できなかった事を思い出した。車を買ったのはテレビの後だから４年目頃だったかな。
　アハハ。そうだよ、そうだよ。結婚した頃は暮れから新年の３日くらいまでの数日間は商店が休みだったんだよね～。とか、色々思い出した。その頃でも停電はほとんど無かったけど商店が休む不便さは経験していたんだな～。
　大丈夫、大丈夫。経験済み、経験済み。戦争じゃあないから生活ペースは意外と早く元に戻るさ。そう信じて食料や電気の節約をしようと話し合った。