韓流ドラマが好きな方は読まないでください。

 私も女房も韓流ドラマ人気には乗り遅れましたが、1年ほど前に偶然チャンネルを合わせたら『華麗なる遺産』の再放送をやっていました。週に1回だったら見はしなかったでしょうが、再放送はウィークデイに毎日やるので、女房と一緒に最終回まで見てしまいました。
(人気があるみたいで現在再々放送中です)
 まあ、内容はありえない設定なので、私は目の端で見ていました。そして、主人公のため息が、人を小馬鹿にしている様なのが気になりました。ストーリー的には相手の男優が箸にも棒にも引っかからないお金持ちのお馬鹿設定なので仕方ないかと我慢していました。
 最近は韓国の歴史ドラマ『イ・サン』を見ています。そして、ここでもあらゆる俳優がため息をつくのが気になりました。そして、それが韓国ドラマでは重要な演技であると気づきました。ため息で相手を馬鹿にするのから、自戒の念まで幅広く演技しているのです。
 『イ・サン』では演技派の俳優が多い様で『華麗なる遺産』に比べれば上手なため息表現をしています。でも、ため息演技は私の肌に合いません。たとえ数十のため息をつき分けられても、私はため息を聞きたくありません。
 それは国民性なのでしょうか。それとも私1人の好き嫌いなのでしょうか。私は、力が抜け時のため息なら上半身力の抜ける方が好きですし、苦悩のため息なら頭をかきむしる方が好きです。
 一番嫌いなのは相手を馬鹿にするため息です、馬鹿にするため息には思いやりも愛情も感じられません。完全に相手を突き放しています。そういうため息を目の前でつかれたら、私はその方のレベルに合わない人間なのだと悟り、目障りにならぬ様に2度とお会いしないでしょう。
 ネッ。韓流ドラマ好きのあなた。これからはため息の演技が気になってドラマを楽しめなくなってしまいますよ。だから、表題に『韓流ドラマが好きな方は読まないでください。』と書いたのです。