中学生の頃の思い出。

 中学の頃、チョット裕福な家の生徒がワルに万年筆を取り上げられ脅されていました。
 ワルは『この万年筆、この前俺が無くしたのにそっくりなんだよ。お前、何処で拾ったんだ。』オドオドとしながら「拾ったんじゃあないよ、買ってもらったんだよ。」ワルは『エ~ッ。聞こえねえよ。何て言ったんだ。』と更に脅しをかけます。そんなに凄まれると、声はますます小さくなり「親に買ってもらったんだよ。」と声も震えていました。
 するとワルは『これ、本当に俺のとそっくりなんだよな~。』脅されている方は「 ・ ・ ・ 」と声も出ません。
 ワルは『これ、俺の落とした万年筆だと思うけど。お前はどうだよ。』と更に凄みます。脅された方は、とうとう「そうかもしれません」と小さな涙声で言ってしまいました。『そうだろう。拾っても交番に届けなけりゃあ泥棒だぜ。』と最後の捨て台詞を言った所に先生が来て、ワルに何があった?と問いかけました。ワルは『先生、○○君が万年筆を落としたので拾ってあげたのです。』と万年筆を返しました。
 ○○君は万年筆をカツアゲされなかったけど、カツアゲした奴はワル仲間に『脅し方が上手いな。』とか『あいつ弱いから次はお前がやれ。』などと練習台になってしまいました。勿論ワル仲間は『先公なんて何も出来ねーよ。』などと、うそぶいています。
 ○○君はどうすれば良いのでしょう。
 今回の尖閣列島の事件では、中学校時代の嫌な記憶がよみがえってしまいまた。