受益者負担という基本的な考え方。

 今年の夏休みで面白かった話題は、川崎市が今年から始めた多摩川河川敷でのバーベキューに500円の料金を徴収する制度である。賛否両論ではあるが『公共の場で金を取るのはけしからん』という意見には笑った。
人間とはケチな生き物である。河川敷にゴミを捨てて行けばその処理には税金が使われる。だが、人間は間接的支出には疎いもので『けしからん』と言う人は、税金も自分達が払っている事を忘れているんだと思う。しかも、税金は多摩川河川敷で遊ばない人にまで負担を強いる事になる。
 多分、それを聞いたら『けしからん』と言ったケツの穴の小さな奴は『バーベキューする奴から金を取れ』と言うだろう。
 まあ、なんとわめこうが構わないが、受益者負担という考え方は社会の基本だと思う。それに、人間は他人のために金を払わない生き物なのだ。
 私が小学生?中学生?だったかな?。まあ、私のガキの頃は、まだまだ道路の舗装が整備されていなくて、道路はそこいらじゅう未舗装穴ぼこだらけだった。
 その頃の珍発明に自動車のタイヤの外側に円盤を付けて、タイヤがはねた泥水を飛び散らない様にする物があった。でも、その発明は車の所有者には何のメリットも無い。結局、あまり売れなかったそうだ。さほどに、人間とはケチな生き物なのだ。