ちょっと変わった食べ物。

 食べ物の事では面白い思い出があります。もう亡くなりましたが、千葉県銚子市の叔父が伊豆大島に遊びに行った時、旅館で鯵のクサヤが出たけど臭くて食べられなかったそうです。そして土産話では『伊豆大島の人は腐った魚を食う』に変わっていました。
 一方、大島出身の私の同僚は出張で銚子に行った時、旅館の食事に『海草コンニャク』なる物が出てきて食べられなかったと言いました。土産話では『銚子の人はフノリを食う』に変わっていました。
 私は銚子の叔父のおかげで『海草コンニャク』も好きだし、若い頃はお酒も沢山飲んだので『クサヤ』の美味しさも知っています。どちらも特殊な食べ物ですが、知名度では呑ん兵衛に支持されて『クサヤ』に軍配が上がるでしょう。一方『海草コンニャク』は千葉県の太平洋側の一部地域のソウルフードのため知名度は低く、インターネットで調べても材料を売っている商店は1軒しか見つかりませんでした。
 そうそう6月26日の小豆の話に、女房の料理に醤油をかけて離婚された話を書きましたが、その男は3ヶ月くらいで1斗缶(18リットル)を使い切っています。カツでもテンプラでも皿の中で泳ぐほどに醤油をかけるし、飲み屋でも酒のつまみに醤油を沢山かけるので嫌な顔をされていました。