ご近所の防犯意識は高い?低い?。

 アメリカの治安理論に『ブロークン・ウィンドウ理論』というのがある。ガラスの割れた窓をそのままにしておくと犯罪が増えるという理論で、実例としては、落書きされた地下鉄車両をそのまま走らせていたら地下鉄内での犯罪が増加し、落書きを消したら地下鉄内での犯罪は減少したという。居住環境に無関心なのは犯罪者に隙を見せる事になるらし。
 空き巣には住宅街の無関心は部外者の侵入にも無関心で都合良く、住人が挨拶を交わす様な住宅街は敬遠するそうだ。そう言えば、数年前に空き巣に入られたお宅は空き巣に入られる前に車上荒らしの被害にあっていた。車上荒らしの時には夜中に犬が吼えていたそうだが気にしていなかったと噂で聞いた。他人の犬でも吼えたら窓から外を見るだけで防犯効果があるという。
 ヒョットすると、空き巣に入られたお宅は車上荒らしの時に無関心だったから、空き巣にも入られたのかもしれない。
 その他で心配なお宅もある。お庭が立派で手入れ用の脚立が庭の隅に放置されている。もし空き巣がそれを使えば、用心が手薄な2階から侵入するかもしれない。せめて鎖で庭木に固定しておいて欲しい。空き巣は自動車の屋根が凹もうが、物置の屋根が錆び様が気にしない。2階に上がる足場になるなら何でも利用する。そしてどのお宅でも2階の防犯は1階よりも手薄なものだ。
 私の家もそうかもしれない。泥棒さんの目線で見直してみるか。