昨日は恐ろしい体験をした。

  息子が家に置いていった物の中で、急に必要になったから通勤途中で降りるので駅まで持ってきてほしいと頼んできたので、そうする事にした。
  女房が、私の痛風の足を心配して代わりに行くというので行ってもらった。そうしたら程なくして息子から電話があり『お母さんとはぐれた』と言ったらしいのだが、私は『お母さんが倒れた』と聞き間違えてしまい「救急車は呼んだか」と叫んでしまった。
  手には冷たい汗をかき、鼓動も早まった。息子が『そうじゃあなくてお母さんが約束の場所にいない』などと話すうちに『アッいたいた背が小さいから見つからなかった』と事なきをえて電話が切れた。
  しかし、私の心臓は女房が戻るまで早鐘をうち気持ちは落ち着かなかった。
 
  そしてこんな事も考えた。もし、私がツーリング先で怪我をしたら、警察または病院から女房に電話が入るわけで、今回の私の聞き間違いはそんな時の女房の気持ちを教えてくれたという事である。
  そして女房が帰宅し、私の聞き間違いの顛末を話したら『そんなに心配しなくていいよ。遠くだと困るけどこの周辺ならだいたい判るから』とケロリとしている。
 
  ウワッ。また私のツーリング範囲がせばまってしまった。とにかく、今年のゴールデンウィークはバイク好きには悪い事がおきた。
  4月29日に東名高速を3人でツーリング中の1人が追い越し車線で事故に巻き込まれ、救助に向かった仲間の1人が死亡した。
  そんな事があったので、ゴールデンウィークが明けて高速道路の渋滞が緩和したら草津に行きたいと話したのだが『高速道路はやめて』と却下されてしまった。
  そして、今度の私の聞き間違いっから、女房の心の内では私が家からそう遠くないところ。まあ、感覚的に電車でも駆けつけられる範囲にしてほしいと思っている事が判った。
 
  来月になると、今年も半分まできた事になるが、私がオートバイに乗ったのは、たった5回それもみんな走行距離20Km未満の家の周囲ばかりだった。
  オートバイに乗るという事は、自分の健康だけでなく家族の健康が必要不可欠であると感じる昨今である。アッ、お財布の健康も必要だったなぁ~。