時には心なごやかに。

  北朝鮮のミサイル発射問題で心落ち着かぬ今日この頃ですが、時には心をなごませてないと、心穏やかにしたいと考えました。
 
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  6月10日に2階のベランダから下を見たら、バラの花が輝いていました。単に、太陽との位置関係なのでしょうが、本当に輝いて見えたのです。庭に出て写真を撮りましたら、写った写真も花がハレーション気味に写っていました。そして、夕方に帰宅した女房に見せたら涙を流しました。
 
  このバラは退職時に貰ったミニバラの生き残りなのです。貰った時には花屋さんが丹精して作りましたから、花が沢山咲いていました。ところが翌年は1輪も花が咲かなかったのです
  その時、バラを育てる難しさを知りました。俗に『バラは肥料食い』といいますが、鉢植えのミニバラですから夏冬の日ざしや水の管理も重要です。いろいろやりましたが、数年後に枯らしてしまいました。
  その時、まだ枯れていない枝を庭に3本挿しました。最後に残った1本がこの写真のバラなのです。
 
  そんな不遇な運命のバラですが、毎年1輪だけ花を咲かせます。ところが、バラの植えられている場所が直射日光を避ける位置なので、ついつい花の盛りを見過ごしてしまいます。
  ところが、今年はベランダから見下ろしたので、ギボウシの葉とシソの葉の間に輝いて見えたのです。誰にも見られず、草丈もほとんど育つ余力のない不遇のミニバラですが、毎年1輪だけけなげに花を咲かせます。なにか人生を考えさせられるバラです。