築地と豊洲.。

  小池都知事が提唱した『築地を守り豊洲を生かす』には賛否両論の意見が姦しくなっている。まあ、経営的には拠点の二分化は好ましくないのだが、本当にそうなのだろうか。私は別の意味で良い案だと思う。
 
  偏見に満ちた私の意見だが、そもそも築地の移転は施設の老朽化よりも跡地を売り払う事が主目的だと思えてならない。
  歴史的に、築地は日本橋の魚河岸の移転先で、当時は不便な地であった。ところが、現代は地下鉄などの交通機関が通り、ガン研などの施設もできた。
 
  だがしかし、土地は生産できないのだ。ゆえに、どこかの施設を追い出してその土地を利用するという事になる。しかし、民有地を売り買いしてもなんのうまみもない。
  そこで、公用地をなんとか放出させようと金持ちは考え、政治家に内密に働きかける。すると、政治家は公用地に屁理屈をつけてオオカミの群れに肉を投じる様に売りに出す。
 
  そう考えると、今までの都知事は築地を売ってしまおうと考えていたが、小池都知事はそれをやらない案を出した。私はこれに拍手喝采してしまった。
  さて、これから築地&豊洲にどのような干渉が始まるか興味津々、鵜の目鷹の目で見ていきたい。(ヒョットすると小池の暗殺も起きるかもしれない)
 
  そういう見方をすると、安倍首相が籠池や加計に格安で公用地を与えたのもそれである。だが、この2つには証拠がない。最近では珍しくなった疑獄事件だと私は考えている。