今年の残暑は厳しく、急に初冬になった。

  10月の中旬に真夏日になったりと、今年の夏は例年になく暑かった様な気がする。それは白樺の落ち葉にも現れている。
 
  暑さのためか、強風のためか、雨不足だったのか判らないが、今年はわくら葉が多く、例年なら今頃から1日に5回くらい落ち葉掃きをしなければならないのだが、今年はこれまでに、1日に30~50枚くらいのペースで黄葉でなくわくら葉として落ちて、ほうきで掃くよりも1日3回ほど手で拾えば片付いてしまい、今はほとんどの葉が落ちてしまった。
  拾った落ち葉を見ても綺麗に色づいた葉はなく、葉っぱのどこかが茶色に枯れて一部には緑色の部分が残るという様な情けない姿であった。まだ残っている葉っぱも、見上げればほとんどが傷ついた葉である事が判る。
 
  おかしな事はもう一つあった。今年植えたパッションフルーツが真夏を過ぎて一度秋風が吹いた後に、また気温が上がったら花を咲かせたのでる。もちろん、その後の秋風で花は落ちてしまい、実に成長する事はなかった。
  桜の狂い咲きは見た事はあるが、パッションフルーツでも似たような事が起こるんだと思った。パッションフルーツを育てた人は、そんな狂い咲きを見た事があるかもしれないが、私はズブの初心者だったんでビックリして女房を呼びに行ってしまった。
  まあ、それにしてもよく伸びるものだ。来年はパッションフルーツを収穫したらゴーヤを植えて、ゴーヤの蔓が伸びる前にパッションフルーツは寸をつめ様と考えている。
  運よく、ゴーヤの蔓が伸びる前にパッションフルーツの蔓を外せれば、春にパッションフルーツ、夏にはゴーヤが食べられると自分に都合のいい事を考えている。