歳をとって膝が弱くなった。

 久々にスキーをやったら、スピードに体がついていけずに度々コケてしまった。理由は体がひねれない。特に素早く体を左右にねじれなくなっていて、ステップターンどころかパラレルターンも難しかった。
  結局、スキーを前後にずらしたテレマークターンで旋回する様にした。これならば膝のねじりが無いので膝への負担が少ない。私の膝も屈伸ならば持ちこたえるが、膝のねじりには耐えられず後で痛みが出そうな気がした。
 

 スノーボードが多くなった事でスノボの良さも観察できた。斜面で停止した時に、体が斜面下方に正対して停まる事ができるのである。スキーだと体は斜面下方に90度ずれて停まるので、下方を見るには体と首をねじらないと斜面下方を見る事ができない。(トホホながらメタボ体形だと意外に苦しい)
  スノボのもう一つの利点は、停止状態から左右どちらにでも滑り出せる事である。この特性は、スキーで急斜面を降る時の高度テクニック『木の葉落とし』が楽にできそうである。
 

 木の葉落としは斜面全体を使った連続斜滑降なのだが、下手くそは斜面の端でキックターンで180度進路変更をしなければならない。これは低々テクニックで、高度テクニックを持つ人はバックで斜滑降をするのである。
  バックで滑れる人の滑走跡は方向変換点で乱れる事なく、きれいなジグザグ模様になる。その点、左右どちらにでも滑り出せるスノボだと、私でもきれいな滑走跡になりそうな気がする。(来年はスノボに挑戦?まさかね~!!)