メ-カー保証。(中古品に保証?)

 電気製品など様々な工業製品には、たいがいお買い上げから1年間の保証がついている。ただし、善良なる管理の下に使用し、故障原因がメーカーの責めの場合に無償修理や交換に応じるのであって、故障が使用者の不適切な取扱いに起因する場合は保証の対象にならないのが常識である。
 
 中古品の売買では当然ながらメーカー保証の期限は切れている事が多いだろうし、中古品に保証を求めるのもおかしな事である。だが、私の古い友人がヤフオク出品した電子辞書で落札者から文句をつけられて損をした事がある。
 電子辞書の値段がまだ高かった頃に、友人が電子辞書を買ったら数か月で新機種が販売された。友人は再度新機種を買い、最初に買った機種をヤフオクに出して落札され、商品を発送した。
 ところが、落札者から『液晶に傷があるから保証しろ』とクレームがついた。中古品の個人売買に保証の有る無しでもめて、結局は商品を送り返してもらって取引はチャラにしたのだが、着払いで送り返されてきた電子辞書の液晶には、発送時には無かった傷が付いていたという。(落札代金返納は振込み手数料を自己負担したという)
 
 私は、友人からその話を聞いてヤフオクというものを敬遠してしまった。とはいえ、時々見ていたら、懐かしい物が出品されたりするので、私も入札してみたいと思う様になってしまった。
 私はヤフオクを始めるにあたり『中古品の個人売買であるから、落札には説明文に嘘や不備がない限りクレームを言わない事。出品には嘘をつかない事』と心に決めて始めた。
 
 私の現在の取引回数は70回くらいだが、ほとんどが入札で、出品は2回だったと記憶している。1回目はヤフオクで落札したズークを手放し、2回目も同じくヤフオクで落札したストマジ110を手放した。単に運が良かっただけかもしれないが、この2件はクレームにならなかった。