仕事をしない電動あんま機。

 私には腰痛の持病があります。若い頃に力仕事で腰を痛めてからギックリ腰が持病になりました。直立不動の起立姿勢が一番つらく、段々と体が前に傾いてしまいます。
 不思議なのですが、腰痛の癖があるのに歩くのは支障がなく、山歩きも出来ます。ただ、限界としてリュックの重さは15Kgくらいとし、ハイキングコースも歩く距離は15Kmくらいにしています。
 
 そういう体なので、働いている時から女房に体を揉んでもらっていましたが、私が太るにつれて女房に苦労をかける様になりました。そこで松下電器の椅子型マッサージ機を買いました。このマッサージ器も揉み球の付いた機械部分が上下に動かなくなりました。すると、内蔵されたマイクロチップが揉み機部分を定位置に動かす事に専念し、揉み機能を動かす事をしなくなりました。
 
 私とすれば揉み機部分が腰の辺りで動かなくなっているので、そこでモミモミしてくれればよいのですが、内蔵のマイクロチップは『この位置ではマズイ。定位置から仕事をしなっくっちゃ。』と定位置に動く事に専念します。今では単なる座りにくい高価な椅子になってしまいました。(これもマイクロチップを内蔵した不都合?)