見ていて面白い菅首相。

 権力欲が強いとか、総理の椅子にしがみついているとか、まあマスコミも国会議員も色々言うけれど、私は菅首相を見ているのが楽しい。
 原発見直しの発言などは特筆すべき面白さだ。関係ない時に唐突に言い出した様にマスコミは騒ぐが、元々財界の後ろ盾の無い市民派の政治家だから、皆が政権交代にやっきになっている隙に脱原発宣言をして、ナアナアのうちに脱原発の雰囲気を醸成し、日本流の脱原発を進めようとしている様な気がしてならない。
 そんなもくろみがあるかどうかは憶測の域を出ないが、原発は定期点検で13ヶ月ごとに停止するから電力不足になるのはいなめない。この電力不足は福島第一原発事故の雰囲気にのまれて脱原発を叫んだ我々への省エネ実験でもある。エネルギー不足に生活の利便性を我慢するか、知恵をしぼるか、それとも戦中の標語『欲しがりません勝つまでは』ではないが『欲しがりません地球のために』を唱えるのか。
(そのほか戦中には『贅沢は敵だ』なんてえのもあったと聞く)
 
 どちらにしても湯水のごとくにエネルギーを使い捨てていた生活から、利便性を手放す生活は辛い。しかし、雰囲気に流されたとはいえ『原発廃止』と叫んだ我々が、自分も省エネの努力をしないとしたら、それは無責任というものだ。叫んでしまったのならば、せめて共に汗をかこう。
 私は写真の様にクーラーのコンセントに鍵をかけて使わないので、本当に汗をかいている。だから、この2~3日の涼しさは汗をかかないのでありがたい。
 現在の菅首相は評判が悪くて、日本全国菅バッシングの様相を呈しているが、辞めないのもウフフである。それについては菅首相が辞めた時に書きましょう。
 
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